【pandas】行列の削除dropまとめ「複数条件・inplace・消えない理由」

こんにちは、今回はdrop関数に関して詳しくまとめていきたいと思います。DataFrameの整形で非常に役に立つ関数なのでぜひ使い来ないしたいですね。

特に、dropを使ったのに削除できなかったときの対処法もの書いているので参考になれば幸いです。

行・列の削除に使える関数

関数処理
df.pop(列名)1列を削除する
del df[列名] 複数列を削除できる。df.loc[行名]は使えない
df.drop()複数行・列を削除できる
この記事で解説します。
df.dropna()NaNのセルがある行・列を削除
【関連記事】dropnaの使い方まとめ
df.drop_duplicates()重複列の削除
詳細は別記事で

pop、del、dropの3つの基本的な使い方は以下の記事でまとめています。

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今回はdrop関数についてみていきましょう。

以下では次のDataFrameに対して処理を行っていきます。このコードはGoogle Colaboratoryやjupyter notebook、jupyter lab上で実行できます。

データフレーム

drop関数の引数

pandasの公式ドキュメントのdropページはコチラ

dropの引数引数のデフォルト値詳細
labelsNone削除したい行名か列名(複数ならリスト)
行名と列名の混同はできない。
axis0(行方向)1で列方向
indexNone行名の文字列(複数行ならリスト)
columnsNone列名(複数列ならリスト)
levelNoneマルチインデックスのDataFrameに対して使う
inplaceFalseTrueでもとのDataFrameを変更する
errors‘raise’‘ignore’にするとlabelsに存在しな行名や列名を渡しても
自動的にスルーしてくれる

labels、axis、index、columnsの使い方は以下の記事でまとめているので、今回は簡単に紹介するにとどめます。

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drop関数の基本的な使い方

列の削除

列を削除するにはcolumnsに列名を渡すか、axis(軸)に1を渡します。また、複数列を削除するならリストを使いましょう。

以下のコードは列col1を削除する方法を2通りで書いています。

列を削除したデータフレーム
col1を削除

行の削除

行を削除するにはindexに行名を渡すか、axis(軸)に0を渡します。複数行を削除するならリストを使いましょう。

以下のコードはrow1、row2を削除する方法を3通りで書いています。

複数行を削除したデータフレーム

inplaceの役割と消えない理由・対策

inplace=False(デフォルト)のとき

このままでは、元のDataFrameは変更されずに、行や列を削除したコピーのDataFrameが返されます。

以下のように列col1を削除した後にdfを表示させると、元の変更前のDataFrameが表示されます。

データフレーム

このように、せっかく行や列を削除してもその変更が維持されなければ意味がないですよね。

こういった戻り値のことを知らないと、「行や列が消えない!」なんてことになって変なところで足止めを食らう可能性もあります。そこで2つの対策方法を紹介します。

対策①新たな変数に代入する

もとのDataFrameはそのまま残しておきたいときは、次のように新たな変数に代入してあげた方がいいですね。

列を削除したデータフレーム
col1を削除

対策②inplace=Trueに変更

もとのDataFrameを残しておく必要がないときは、inplace=Trueに変更することで解決します。

列を削除したデータフレーム
col1を削除

levelの使い方

マルチインデックス(MultiIndex)のDataFrameを削除するときに使えます。マルチインデックスとは以下のような構造のDataFrameのことです。

マルチインデックスのデータフレーム
マルチインデックスのデータフレーム

indexを2段階で設定しているイメージですね。詳しい書き方などは別記事で解説したいと思います。

これに対してdropを使うと以下のようになります。

マルチインデックスのデータフレームを削除
マルチインデックスのデータフレームを削除

外側のindexを指定するときにlevelは必要ありませんが、内側のindexを削除するときには必要です。

errorsの使い方

  • errors=’raise’(デフォルト)
    • 存在しない行名・列名を渡すとエラーになる。
  • errors=’ignore’
    • 存在しない行名・列名はスルーしてくれる。
複数行を削除したデータフレーム

必要のないエラーをカットできるので便利ですが、本当は削除したいのにスペルミスで入力してしまったときもスルーされてしまうので乱用は避けたいですね。人間が入力するときではなく、プログラムからプログラムに渡すときに使用することをおススメします。

まとめ

いかがでしたか。今回はdropについて詳しくまとめていきました。

たくさん引数がありますが、それぞれの役割を分かって使うととっても便利になりますね。

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