簿記検定とは?日商・全経・全商の違いや独学でのポイントまとめ

簿記の資格って1種類だけじゃないって知っていますか?

私も簿記を受験しようと思って調べてみて驚きました。

結果的には、社会人に一番人気の日商簿記を受験しましたが、そのほかの資格についても簡単にまとめています。

  • そもそも簿記って何?
  • 日商・全経・全商の違いは?
  • 独学での勉強法は?

などもまとめています。

簿記って何?

簿記検定とは?日商・全経・全商の違いや独学でのポイントまとめ

簿記とは企業で行われる取引を記録することです。

そういった取引は帳簿に記録されるので「簿記」と言います。

現金のやり取りだけでなく商品、備品、土地、借金などの取引を記録する方法(仕訳)や、企業の業績を見るための書類(財務諸表)を作る方法を学びます。

簿記は商業簿記と工業簿記に分かれます。

商業簿記とは商品売買について、工業簿記は製造業についての内容です。

製造業の場合は商品の原価を計算する必要があるので計算が多めです。

工業簿記を苦手とする人が多いらしいです。

簿記(Wikipedia)

簿記3種類(日商・全経・全商)の違い

簿記検定とは?日商・全経・全商の違いや独学でのポイントまとめ
簿記検定の難易度比較
  • 日商簿記(1・2・3級・簿記初級)
    • 社会人向けで最も人気
  • 全経簿記(上級・1・2・3・基礎)
    • 経理の専門学校に通う学生向け
  • 全商簿記(1・2・3級)
    • 商業高校の生徒向け

日商簿記

日本商工会議所が主催する社会人向けの資格です。

これから簿記資格を取ろうと考えている社会人であれば日商です。

レベル内容独学での勉強時間
1級大規模企業。
税理士試験の受験資格がもらえる
500~700時間
2級中規模企業。商業・工業簿記
仕事で使うなら2級以上
150~250時間
3級小規模企業。商業簿記のみ100~150時間
簿記初級基本用語や複式簿記の仕組みを理解

日商簿記の公式サイトはコチラ

社会人に人気のこともありテキストも豊富です。

2級と3級はPCで受験できるので、好きなタイミングで受験できます。

私も2級までですが独学で取得しています。

詳しい勉強法や体験談は以下の記事にまとめています。

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全経簿記

全国経理教育委員会が主催する専門学生向けの資格です。

科目合格制度があるので商業簿記と工業簿記を分けで受験できる。

レベル内容
上級日商簿記1級より理論重視
税理士試験の受験資格がもらえる
1級日商簿記2級とホボ同じ
2級日商簿記3級とホボ同じ
3級個人企業での会計知識
基礎簿記会計簿記の基本を学習

専門学生でない限り受験することはないでしょう。

日商簿記と同じく、上級に合格すれば税理士受験資格が与えられます。

全商簿記

全国商業高等学校協会が主催する商業高校生向けの資格です。

日商簿記に比べて難易度は低めです。

レベル内容
1級会計と原価計算に分かれる。2つとも取得して1級となる。
税理士受験資格はない。
2級3級の発展内容と株式会社の基本的な会計処理
3級商品売買業を営む個人企業の基礎・基本となる会計処理

こちらも社会人の方であれば全商簿記とは関係ないですね。

難易度に関しては日商簿記の方が難しいとされています。

簿記を独学するときのコツは?

簿記検定とは?日商・全経・全商の違いや独学でのポイントまとめ
  • 言葉の意味を正確に理解する
  • 電卓の機能を使いこなす

言葉の意味を正確に理解する

簿記では様々な用語が登場します。そしてそれぞれの意味を正確に理解する必要があります。

当然だと思うかもしれませんが意外と難しいです。

中には普段は何気なく使っている言葉でも簿記では正確に決まっています。

また、売却・償却・除却など似ている用語もゴチャゴチャにならないように整理しながら進めていきましょう。

電卓の機能を使いこなす

日商簿記2級では3級に比べて計算量が大幅に増えます。

電卓が使えるので計算そのものは楽にできるのですが、電卓に入力する作業が大変です。

そこで、電卓のメモリー機能や繰り返し計算機能などを使いこなせると、大幅に時間短縮できます

私が3級を受験したときは、同じ部屋の受験生の一人がとてつもない音で電卓のキーを叩いていたのを覚えています。(笑)

急いで入力しようとすると余計な力が入りますが、最小限の打鍵で計算できると余裕が生まれますね。

私が実際に使った電卓や機能の紹介は以下の記事にまとめています。

統計検定を受験したときの使いまわしですが困ることはありませんでした。

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まとめ

いかがでしたか?

今回は簿記検定についてまとめてみました。

社会人であれば迷わず日商簿記ですね。

私が独学する中で感じた簿記学習のコツは以下の記事でも紹介しています。

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